Social Medical Corporation Ashinokai
Mt.Olive Hospital

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理事長あいさつ

理事長あいさつ
田頭理事長

社会医療法人 葦の会

理事長 田頭 真一

社会医療法人葦の会は、1958年那覇市久米の地に精神科神経科たがみ医院として始まり、2018年に創立60周年を迎えました。人で言うならば還暦を過ぎました。これもひとえに神さまの恵みと地域における皆さまのご理解のゆえであることと、心から感謝を申し上げます。

これまでの歩みの中で世の常ではありますが、良い時も苦しい時もありました。しかしそのたびに、皆様のご理解とご協力をいただき、神さまの憐みと恵みの中で支えられ、祝福されてきました。それを決して忘れず、未来に向かって踏み出し、これからも医療、介護、福祉の分野におきまして、皆さまが安心して住める街づくりに精一杯協力していきたいと願っております。

創立60周年を迎えての当法人のテーマは、「温故知新」〜創立の理念を胸に、踏み出そう「新たな一歩」〜です。これまでの伝統の価値を尊び、学び、理念を継承していくと同時に、激変していく現代社会の中で、新しい必要を知り、研鑚に励み、最善の業を行うことを目指しています。さらにこれからの次世代に引き継いで行くと言う役割を果たすことを願っています。

今、目の前には2025年問題があります。それは、日本の全人口の30%、3700万人が65歳以上、すなわち国民の3人に1人が65歳以上と言う、超高齢社会です。さらに団塊の世代全員が75歳以上の後期高齢者となり、5人に1人が75歳以上という、「超・超高齢社会」となります。

そのような中でこそ、住み慣れた地域で老いも若きも安心して過ごせるために、信頼される地域医療、介護、福祉の提供が不可欠です。そこで当法人で培われた高齢者医療の専門性を活かし、地域医療の役割を担って行く努力をしてまいります。

長年の経験を持つ精神疾患の治療の分野においても、高齢化に伴う認知症の増加や精神疾患の形態の変化に対応して、より良き対応と地域の必要に応えられるように一層の努力をしてまいります。

さらに、入院治療のみならず、在宅復帰・社会復帰への道のりを備え、「病気や障がいをかかえた人々とともに歩みます」という長期療養の在り方にも応えていきます。

オリブ山病院の病院局、オリブ園をはじめとする老健局、シャロンクリニック等の在宅支援局の三局体制を持って地域包括ケアの一端を担い、適切な入院治療、在宅復帰、社会復帰、そして在宅支援を進める支援体制を整えています。

昨今の新型コロナ感染症の中でも感染対策を徹底し、皆様が住み慣れた場所で安心して住み続けられるように支援する働きを続けています。確かな土台であるキリスト教理念に基づき、からだとこころとたましいが一体である人に仕える医療と介護と福祉を提供していく次第です。これからも皆さまのご理解、ご協力、ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたが白髪になっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。背負って救い出す。(旧約聖書 イザヤ書46章4節)

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。(新約聖書 ヨハネの福音書3章16節)